導入(共同開発)事例: 跡見学園女子大学 マネジメント学部 安藤様
株式会社カラクライは、跡見学園女子大学 安藤教授よりご相談を受け、「ADFI画像認識」で作成したAIモデルを組み込んだ、資源分別支援AIアプリ「ECOPON(エコポン)」を共同開発しました。
エコポンは現在、教育現場や研究活動で活用され、子供たちが楽しみながらごみ分別を学ぶ新しい環境教育ツールとして注目されています。
今回、安藤教授にインタビューを実施(2025/6/4)し、お話を伺いました。

Q: 資源分別支援AIアプリ「ECOPON(エコポン)」の概要・機能を教えてください。
「エコポン」は主に小学校などの教育現場を対象にした、ごみの分別を支援するAIアプリです。特に「雑紙」の分別に着目し、ゲーム性を持たせることで、子供たちが楽しみながら学べるように工夫しています。アプリ上でクイズに正解するとポイントがもらえ、そのポイントを鉛筆などの景品と交換できる仕組みです。
こうしたゲーム要素を取り入れたことで、従来の一過性で終わりがちな環境学習が、継続的な取り組みへと変わりました。AI技術を使い、ごみ分別やリサイクルへの意識を高める新しいアプローチができたと感じています。

Q: 株式会社カラクライに開発を依頼した経緯・理由を教えてください。
私はAIアプリを自作する技術がなかったため、AIアプリの開発をお願いできる企業を探しておりました。インターネットで調べたところ、AI技術力が高く、かつ、他社よりも安価でAIアプリを製作してくださる株式会社カラクライ様を見つけ、ご相談しました。
やりたかった「子供向けのごみ分別支援」を、イメージ通り具体的な形にしていただき、非常に心強いサポートを受けました。私のように情報科学やAIが専門でない研究者にとっても、専門外の分野を一緒に開発・支援してもらえることは大変ありがたいことです。
自分の専門領域とAIを掛け合わせて新しい研究や教育に取り組むための、強力なパートナーだと感じています。
Q: ADFIのAIモデルを使ってみて感じたことはありますか。
一般的にAIには大量の学習データが必要だと言われていますが、「エコポン」は子供たちが撮影した画像など、少ないデータからでも高い精度で分別判断ができています。実際に使ってみて、教育現場での活用に十分すぎるほどの高い性能があり、他分野への応用も期待できると感じました。
Q: 展示会「2025NEW環境展」にエコポンを出展した時の反響はいかがでしたか。
2025NEW環境展は5月に東京ビックサイトで開催された約10万人が来場する大規模イベントでした。
アカデミックコーナーのブースで「エコポン」を実際に体験できる形で展示したところ、自治体や企業の担当者、SDGsの推進担当の方など100名以上の多様な方々が興味を示してくださいました。「自分たちの施設で使いたい」「どうやって導入するのか」など、具体的な相談も多く、社会に広げていく第一歩になったと実感しています。
また、私のゼミの学生たちが主体となって準備・説明・来場者対応したことで、学生たちにも大きな成長と達成感をもたらす機会になりました。

Q: どのような人に、株式会社カラクライやADFIでのAI開発を勧めたいですか。
現在、多くの研究者や教育関係者が「AIをどう活用していくか」を模索しています。早く取り組んだ方は次の機会を掴みやすい一方で、出遅れると大きな機会損失になります。私自身、環境教育分野でAIを取り入れることで新しいテーマへ発展させることができました。
教育や研究に限らず、AI技術と現場のアイデアが結びつくことでビジネスや産業の発展にもつながります。どの大学や企業も、専門外でも安心して相談できるカラクライ様のようなパートナーと積極的に協力していくことで、さらなる学問・産業の発展を実現できると考えています。
*記載内容(組織名・所属・肩書き・取材内容など)は全て2025年6月時点(インタビュー時点)のものです。
株式会社カラクライでは、リーズナブルな価格でAIアプリ・AIシステムの受託開発を承っております。
また、AIを組み込んだ新商品・新製品の開発をご検討している企業様には、共同開発の形でのご相談も承ります。
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