導入事例:白沢電気株式会社様

導入事例:白沢電気株式会社 様

ADFIを利用してAI外観検査を行っている白沢電気株式会社の池田様にインタビューを実施(2024/12/2)し、お話を伺いました。

白沢電気株式会社

代表取締役社長 池田 守 様

会社WEBサイト

Q: 御社の事業内容について教えてください。

当社・白沢電気は、民生用・業務用の電子機器や照明器具、施設用分電盤、エアコン給湯器関連基板、自動車部品、産業用ロボットパーツの組み立てなど、多岐にわたる製品の製造を行っています。

工場外観

Q: 今回、AI外観検査を導入された対象製品はどのようなものですか。

導入対象は、産業用設備の冷却装置です。三相配線の色確認、人による検査済みマーキングの有無、ゴム部品の確認などを人の目視検査で行っていましたが、ヒューマンエラーによる検査漏れが課題でした。

Q: 従来の検査フローはどのような状況だったのでしょうか。

1ヶ月あたり数千台ほどの検査を行っていました。検査自体は30秒前後かけて1台1台をチェックし、人手での二重検査体制を敷くこともありましたが、それでも稀に配線色違いやマーキング漏れ、ネジ取り付け位置の間違いなどヒューマンエラーによる不良が発生していました。

Q: AI外観検査の導入にあたり、どのように情報収集されましたか。

当社は「外観検査」や「画像処理」といったキーワードでGoogle検索を行いました。複数社検討する中で、ADFIは無料でAIのトライアルが可能という点が目に留まりました。

他社製品は高額投資が前提であり当社規模では導入が難しかったのですが、ADFIは低コストで始められる点が非常に魅力的でした。

Q: ADFIを選んだポイントはどこにありますか。

最も大きな要因は「圧倒的なコストパフォーマンス」と「色識別・NG箇所表示などの高機能性」です。

他社と比べ、低価格帯にもかかわらず、色の判別や不良個所の明示表示など、ハイレベルな機能を備えています。これにより、目視検査では見逃してしまう誤組付けやチェックマーク忘れなどを高精度で検出可能となり、当社の要求にマッチしていました。

Q: AI導入後、検査フローはどのように変わりますか。

現在は、人手で30秒ほどかけて慎重に検査を行っていましたが、AIを導入することで一次目視は「ざっと確認」程度に短縮できます。

その後AIによる自動検査でOK/NGを判定するため、今後は1名体制でもスムーズに進められます。検査工数を減らし、なおかつヒューマンエラーの発生率低減が可能になります。

Q: 時間短縮以外の効果はありますか。

最大の効果は品質面の安定強化です。

不良を見逃せば、再発防止策を求められ、場合によっては生産が一時停止する事態にもなります。AI導入による不良検出精度向上は、お取引先からの信頼度を高め、今後の受注拡大や生産量増加につながる可能性があります。

Q: ADFIの導入を検討している企業へのアドバイスをお願いします。

ADFIIは、初期投資が低いため、まずは試してみる価値があります。

色や部品挿入有無など、人目では見落としやすい細部まで高精度で検査可能です。「とりあえずやってみる」ことで、思わぬ改善効果を得られるかもしれません。

*記載内容(組織名・所属・肩書き・取材内容など)は全て2024年12月時点(インタビュー時点)のものです。